車中泊に最適なおすすめ軽キャンパー5選&車中泊が可能な施設

近年キャンパーの中で軽自動車のキャンピングカーいわゆる「軽キャンパー」の人気が高まっています。

軽キャンパーは一般的なキャンピングカーと比較しても、車体が小さいのが特徴です。

そのため「軽キャンパーでの車中泊は快適なのか?」といった不安を持つ人もいるでしょう。

そこで今回は、軽キャンパーの車中泊の快適さ&車中泊に最適なおすすめの軽キャンパーをご紹介します。

この記事を読めば、主に以下3点がわかります。

  1. なぜ軽キャンパーによる車中泊が人気なのか
  2. 車中泊に適した軽キャンパーの車種
  3. 軽キャンパーで車中泊できる施設

それでは早速参りましょう!

軽キャンパーにおける車中泊が人気の理由

近年、軽キャンパーによる車中泊はなぜ人気なのでしょうか?

需要が高まっている理由として、主に3つあると感じています。

  1. 少ない予算で手に入れられる
  2. 運転しやすい
  3. 駐車場所に困らない

1. 少ない予算で手に入れられる

ご存じの通り軽キャンパーは、大型のキャンピングカーよりも少ない予算で手に入れることができます。

大型のキャンピングカーが500万円以上のところ、軽キャンパーは300万円前後の相場で購入することが可能。

さらに軽キャンパーは、軽自動車がベースで作られているため、購入後の「保険料」「自動車税」などの維持費も安く抑えられるのが特徴です。

2. 運転しやすい

軽キャンパーは車体が小さい分、運転しやすいという特徴があります。

一般的なキャンピングカーは車体が大きく、小回りが利かなかったり、そもそも細い道が通れないといった不便な点があるのも事実です。

ですが軽キャンパーであれば、小回りが利く上、細い道でも楽に通ることが可能です

駐車場所に困らない

さらに軽キャンパーは小型な分、駐車場所に困りません。

キャンプ場までに立ち寄るスーパーや薬局などでも、通常の一般車両と同じように駐車できますし、街中での運転も平気です。

これら3つの理由から、近年大型のキャンピングカーよりも軽キャンパーの需要が増え、結果的に軽キャンパーによる車中泊ユーザーが増えている状況です。

では、車中泊に適した軽キャンパーとはどのような車種なのでしょうか。

車中泊におすすめ!人気軽キャンパー5選

ここでは車中泊に適した最新の人気軽キャンパーを5車種紹介します。

どれも決して車内とは思えないほど、こだわりの内装となっています。

  1. Transform Camper かるキャン
  2. KONG
  3. ディアラ ジュニア
  4. N-BOX Neo
  5. インディ727

1. Transform Camper かるキャン

出典:株式会社コイズミ

まず最初に紹介するのは、株式会社コイズミより販売されている「Transform Camper かるキャン」通称「かるキャン」です。

この「かるキャン」、停車時にスイッチ1つで横の壁と屋根が突き出す、いわゆるトランスフォーマーのような機能が備わっているのが最大の特徴です。

出典:株式会社コイズミ

この機能により居住空間を最大限まで広くすることができるため、例え大人2人で横になっても窮屈さを感じさせない設計となっています。

内装は下の写真のようになります。

出典:株式会社コイズミ

車両名 Transform Camper かるキャン
販売元 株式会社コイズミ
価格 228万円~
ベース車両 スズキ キャリィ
外寸 全長3.40m×全高1.93m×全幅1.48m
乗車定員 2人
就寝定員 2人

2. KONG

出典:株式会社フィールドライフ販売

二つ目に紹介するのは、株式会社フィールドライフ販売から出ている「KONG」です。

KONGは、シートからベッドに変形可能な「3WAYマルチシート」を標準搭載しており、ゆったりとした車内空間が得られるのが特徴。

車中泊のみならず、ここで仕事することも不可能ではありません。

出典:株式会社フィールドライフ販売

車両名 KONG(コング)
販売元 株式会社フィールドライフ販売
価格 224万円~
ベース車両 スズキ エブリィ
外寸 全長3.40m×全高1.95m×全幅1.48m
乗車定員 4人
就寝定員 4人

3. ディアラ・ジュニア

出典:株式会社マックレー

続いて紹介するのは、京都にある株式会社マックレーから販売されてる「ディアラ・ジュニア」です。

軽キャンパーの中でも、大型の部類に入る「ディアラ・ジュニア」は、車高が高く車内でも立って歩くことが可能なほどの天井高が特徴の軽キャンパー。

車内のシートモデルは4種類あり、好みに応じてデザインを選ぶことが可能です。

さらに車体が大きい分、最大5人の就寝が可能と軽キャンパーとしては珍しいです。

出典:株式会社マックレー

車両名 ディアラ・ジュニア
販売元 株式会社マックレー
ベース車両 マツダ・スクラムトラック
外寸 全長3.80m×全高1.76m×全幅2.48m
乗車定員 4人
就寝定員 3~5人

4. N-BOX Neo

出典:ホワイトハウス キャンパー

続いては、名古屋にある輸入車・二輪車などの販売を手掛ける「ホワイトハウス」より登場した「N-BOX Neo」です。

N-BOXはご存じの通りHONDAの人気軽自動車ですが、このN-BOX NeoはN-BOXをキャンピングカー仕様にしたモデルです。

このN-BOX Neoもポップアップルーフ(屋根を上げる装備)が備わっており、最大で4人が就寝可能となっています。

また下記写真は、車内の椅子を倒した時の様子です。

運転席までフルフラットに倒すことが可能で、車中泊に向く軽キャンパーと言えるでしょう。

出典:ホワイトハウス キャンパー

車両名 N-BOX Neo
販売元 株式会社ホワイトハウス
価格 179万円~
ベース車両 HONDA N-BOX
外寸 全長3.40m×全高1.93m×全幅1.48m
乗車定員 4人
就寝定員 4人

5. インディ727

出典:インディアナ・RV

最後5つ目に紹介するのは、インディアナ・RVから販売している軽キャンパー「インディ727」です。

こちらもポップアップルーフにより、就寝スペースが広くなるのが特徴で、最大4人まで就寝可能です。

下の写真は、車内の椅子をすべて倒した時の様子です。

居住空間の広さだけでなく、シートなどのインテリアも非常におしゃれです。

出典:インディアナ・RV

車両名 インディ727
販売元 インディアナ・RV
価格 286万円~
ベース車両 ダイハツ ハイゼット
全寸 全長3.40m×全高1.99m×全幅1.48m
乗車定員 4人
就寝定員 4人

以上、車中泊におすすめの軽キャンパー5車種をご紹介しました。

気になる軽キャンパーは見つかりましたか?

さて続いては、実際に軽キャンパーでの車中泊が可能な施設をいくつか紹介したいと思います。

軽キャンパーの車中泊が可能な施設

軽キャンパーで車中泊が可能な施設は主に4つあります。

紹介する4つの中には仮眠のみが認められているだけの施設もあるので、実際に車中泊する際は公式サイトや施設内の注意書きなどをご確認した上でご利用ください。

  1. RVパーク
  2. オートキャンプ場
  3. 道の駅
  4. サービスエリア

1. RVパーク

RVパークとは、日本RV協会が全国各地に設置を推進している、キャンピングカーのための車中泊専用エリアのことです。

道の駅をはじめ、日帰り温泉施設やオートキャンプ場などの一画に設置されることが多く、RVパークには下の写真のような標識が立てられています。

出典:RVパーク

RVパークにおける指定のエリア内であれば、最大一週間程度の滞在も可能です。

近年RVパークは急増しており、現在全国で約100か所以上のRVパークが存在します。

RVパークには、24時間利用可能なトイレや電源設備などが用意されてあります。

そのため、車中泊客は滞在中に不自由なく過ごすことが可能。中には、入浴施設が併設されているRVパークなどもあります。

2. オートキャンプ場

オートキャンプ場も、場所によっては車中泊が可能な施設の1つです。

オートキャンプ場は、トイレや洗面所、風呂などが完備されている施設が多く、車中泊の生活面を快適にしてくれるでしょう。

もちろんキャンプ場なので、火を使っての料理やBBQが可能なケースがほとんどです。

施設によっては先ほど紹介したような、RVパーク指定となっており、電源設備などが備わっていることキャンプ場も増えてきています。

3. 道の駅

近年増えている「道の駅」ですが、車中泊が認められている施設も少なくありません。

ただし国土交通省によると、道の駅については以下のように紹介されています。

道の駅は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。しかし、道の駅はドライバーの休憩施設であるため、施設で仮眠していただくことはかまいません。引用:国土交通省

つまり、休憩などの仮眠目的での利用はOKだが、基本的に宿泊はNGというのが一般的な道の駅での車中泊ルールです。

もちろん先ほど紹介したような「RVパーク」指定されていれば、問題なく車中泊が可能です。

4. サービスエリア

サービスエリアでも車中泊はNG、仮眠はOKです。

こちらも本来、運転の休憩場所として使われる施設のため、休憩程度の睡眠であれば良いですが車中泊をするための施設ではないためです。

当然のマナーですが、長期の滞在やごみの投棄などは絶対にやめましょう。

以上、軽キャンパーによる車中泊が可能な施設のご紹介でした。。

では次に、車中泊において必ず必要となる車中泊グッズの紹介をします。

要チェック!軽キャンパーの車中泊で揃えておきたいグッズ3選

チェックリスト

軽キャンパーでの車中泊は通常のキャンピングカーと比べて、居住空間の広さ確保や暑さ対策・寒さ対策が重要となります。

そこで、軽キャンパーによる車中泊で必ず揃えておきたいグッズを3つご紹介いたします。

  1. 寝袋(シュラフ)
  2. サンシェード
  3. 大容量バッテリー

1. 寝袋(シュラフ)

車中泊で眠るとき、車内のマットだけだと寝付けないという方も多いでしょう。

そこで、必要になるグッズが寝袋(シュラフ)です。

マットの上で寝袋を使えば、より良質な睡眠をとることができます。

特に軽キャンパーの場合FFヒーターの付いていない車種も多く、冬場は厳しい環境にさらされるため、寝袋(シュラフ)は欠かせないグッズです。

夏の場合

夏に車中泊をする場合、布団のようにして使える封筒型の寝袋が良いでしょう。なぜなら封筒型の方が、暑い時と寒い時の調節が簡単だからです。

冬の場合

冬に車中泊をする場合、体への密着性が高いマミー型の寝袋が良いでしょう。なぜなら、マミー型の寝袋には保温性の高いダウンが使われているためです。

これによって、冬でも暖かくして眠ることができるでしょう。

2. サンシェード

サンシェードを使うことで、車内に入る光の遮光や車内の保温が可能になります。またサンシェードによって、プライバシーも守ることも可能です。

サンシェードをうまく使えば、車中泊における睡眠の質向上に効果が期待できるでしょう。

3. 大容量バッテリー

大容量バッテリーは電源がなくても、どこででも給電することのできるグッズです。

大容量バッテリーは休憩に寄った道の駅に電源がなかったときや、電子機器の電池が切れたときなどに役立ちます。特にスマホを良く利用する方にとってはマストアイテムです。

キャンプや車中泊で使うバッテリーの容量としては、350Wh以上がオススメです。価格は少し高いですが、必ず用意しておいた方が良いグッズです。

まとめ

さて今回は、車中泊におすすめな軽キャンパーと車中泊が利用可能な施設、さらに車中泊に必ず必要なグッズをご紹介しました。

近年多くのキャンパーや旅行好きの方から人気の軽キャンパー。

車中泊にも普段使いにも向く車両ですが、ぜひここで紹介した内容を参考に軽キャンパーによる快適な車中泊を体験してみてくださいね。

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